9/4公開「BECK」忽那汐里インタビュー
9/4公開「BECK」忽那汐里インタビュー
「バンドの成長を一番近くで見届けられた喜びと感動は忘れられません」
バンド・BECKの5人の試練と成長を描いたハロルド作石の人気コミックを、『20世紀少年』の堤幸彦監督が映画化した青春映画『BECK』。本作で、アメリカンスクールに通うヒロイン、真帆を演じたのは、ポッキープリンセスでおなじみの忽那汐里。女優として急成長を見せる彼女が、コミックのキャラクターを演じる上での苦労や、真帆の兄・竜介役の水嶋ヒロとの心温まるエピソードを語ってくれた。
帰国子女という等身大の立場で演じた真帆役
――忽那さん自身も、オーストラリア生まれの海外育ちということで、今回の真帆役は等身大で演じることができたのではないでしょうか?
これまで演じてきた役と比べると、確かに自分との共通点が多かったように思います。でも、日本に来てから3年近くたっていますし、英語を使う機会があまりないので、自分の海外での生活を思い出しつつ、真帆を演じようと思いました。
――これまで出演された2本の映画(『守護天使』『半分の月がのぼる空』)は小説が原作でしたが、今回はコミックが原作です。真帆というキャラクターを演じるにあたり、どのようなところで苦労されましたか。
真帆は気性が激しくて、一つ一つの表情がオープンですし、リアクションもオーバーで、いろいろな顔を持っているんです。だから、原作のファンを裏切らないよう、できるだけ真帆の表情に近づけるよう研究しました。内面に関しては白黒ハッキリしているタイプなので、あまり悩むことなく撮影に入れましたね。
――ギター兼ボーカルのコユキに対する、真帆の恋愛感情についてはどのようにとらえましたか?
わたし自身、唯一、帰国子女の感覚に当てはまらないのが、「真帆のコユキに対する恋愛感情じゃないかな」、と思ったんです。真帆はとても不器用だったり、どこかで照れがあったりしますからね。ですから、「それはいつも強がっている彼女の、隠された女性としての一面なんじゃないかな」、とわたしなりに解釈しました。
兄のような水嶋ヒロ、仏様のように見守ってくれた堤監督
――真帆の兄役・水嶋ヒロさんをはじめ、男性中心のキャストによる現場の雰囲気はいかがでしたか?
水嶋さん、佐藤(健)さん、向井(理)さんとはテレビドラマの「メイちゃんの執事」で共演させていただいたんですが、そのときはあまりお話する機会がなかったんです。でも、今回はいろいろとお話できました。水嶋さんは帰国子女ということもあり、真帆を演じているわたしを見て「まるで昔の自分を見ているようだ」とおっしゃっていましたね。帰国子女特有の、言葉で表せない感覚的な表現も理解されている方なので、とても話しやすく、現場では兄のような存在で、心強かったです。
――水嶋さんとは劇中、英語でケンカをするシーンもありますよね。
あのシーンは、真帆はコユキと擦れ違い、また、バンドも波に乗ったもののメンバーの気持ちがバラバラになったりと、不安定な状況を示すシーンということで、後で追加されました。わたしと水嶋さんだけのシーンですが、バンドのメンバー全員の気持ちを背負うような気持ちで演じました。でも、うまく演じられなくて、水嶋さんにご迷惑をかけてしまったんです。そのとき水嶋さんがおっしゃってくださった「全然気にしなくていいよ」という言葉には、本当に励まされました。
――特に印象に残ったシーンや、個人的に好きなシーンは?
新メンバーを迎えて、BECKが初めてライブハウスで演奏するシーンですね。撮影時期も最初の方だったので、メンバーを演じる皆さんの緊張が画面を通してよくわかるんです。わたしは、ほぼすべてのライブシーンに立ち会っていますので、そういう意味では、一番近くでBECKを見守っていたと思うんですね。彼らがグレイトフル・サウンド(ロック・フェスティバル)のステージに立つまでを見届けられた喜びと感動は、忘れられません。
――堤幸彦さんはどのようなタイプの監督でしたか?
ある程度、役者に任せてくださるタイプで、まるで仏様のように温かく見守ってくださる監督さんでした(笑)。常に遊び心がある方で、笑いの要素が入ったシーンに関しては、いかにお客さんを楽しませるかを考えられていますね。例えば、真帆が初めて登場するシーンでは、「真帆がリンゴをほおばりながら出てきた方が面白い」など、現場でもアイデアをたくさん出されるんです。作品を一緒に作っている感覚を味わえて、とても楽しかったですね。
監督の十人十色の演出方法を試行錯誤で実践中
――監督から演技を任せられるということは、女優として確実に成長しているということだと思いますが、その実感はありますか?
2作目の『半分の月がのぼる空』のときは、深川(栄洋)監督が、とても細かい演出をされる方だったこともあり、自分の演技に対して、ずいぶん悩んだように思います。その一方、今回のように、監督から任せられることでの悩みもありました。自分で台本を進行していくような感覚でしたので、役柄として成立しているのか、という不安は常にあったかもしれません。だから、女優としてはまだまだだと思っています。
――ちなみに、『守護天使』で共演されたカンニング竹山さんとは、本作でも共演されていますよね?
数シーンだけですが、久しぶりに現場でお会いすることができてうれしかったですね。竹山さんは、オーストラリア時代のわたしのあだ名で呼んでくださるんですが、相変わらず英語の発音がおかしかったです(笑)。
――今後、女優として目標のようなものはありますか?
いろいろな作品で演技を経験させていただいたことにより、ようやく監督によって現場の雰囲気や撮影の進め方が違うということを理解できたような気がします。今後も与えられた役柄を一生懸命、演じていきたいです。今回の映画では原作の途中までしか描かれていないので、目標としては続編で、原作の真帆のようにニューヨークに行けたらいいですね(笑)。
「BECK」9月4日(土)全国ロードショー
公式サイト
取材・文:くれい響
撮影:高野広美
編集:シネマトゥデイ
スタイリスト:櫻井まさえ(ブロッサム)
ヘアメイク:山田典良(e.a.t)
「生き血を絞る」という言葉があります。
冷酷な手段で搾り取るようにして自分の利益を得ること。
こんな行動を一般社会でとったら、そくお縄ですよ、、、w
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「バンドの成長を一番近くで見届けられた喜びと感動は忘れられません」
バンド・BECKの5人の試練と成長を描いたハロルド作石の人気コミックを、『20世紀少年』の堤幸彦監督が映画化した青春映画『BECK』。本作で、アメリカンスクールに通うヒロイン、真帆を演じたのは、ポッキープリンセスでおなじみの忽那汐里。女優として急成長を見せる彼女が、コミックのキャラクターを演じる上での苦労や、真帆の兄・竜介役の水嶋ヒロとの心温まるエピソードを語ってくれた。
帰国子女という等身大の立場で演じた真帆役
――忽那さん自身も、オーストラリア生まれの海外育ちということで、今回の真帆役は等身大で演じることができたのではないでしょうか?
これまで演じてきた役と比べると、確かに自分との共通点が多かったように思います。でも、日本に来てから3年近くたっていますし、英語を使う機会があまりないので、自分の海外での生活を思い出しつつ、真帆を演じようと思いました。
――これまで出演された2本の映画(『守護天使』『半分の月がのぼる空』)は小説が原作でしたが、今回はコミックが原作です。真帆というキャラクターを演じるにあたり、どのようなところで苦労されましたか。
真帆は気性が激しくて、一つ一つの表情がオープンですし、リアクションもオーバーで、いろいろな顔を持っているんです。だから、原作のファンを裏切らないよう、できるだけ真帆の表情に近づけるよう研究しました。内面に関しては白黒ハッキリしているタイプなので、あまり悩むことなく撮影に入れましたね。
――ギター兼ボーカルのコユキに対する、真帆の恋愛感情についてはどのようにとらえましたか?
わたし自身、唯一、帰国子女の感覚に当てはまらないのが、「真帆のコユキに対する恋愛感情じゃないかな」、と思ったんです。真帆はとても不器用だったり、どこかで照れがあったりしますからね。ですから、「それはいつも強がっている彼女の、隠された女性としての一面なんじゃないかな」、とわたしなりに解釈しました。
兄のような水嶋ヒロ、仏様のように見守ってくれた堤監督
――真帆の兄役・水嶋ヒロさんをはじめ、男性中心のキャストによる現場の雰囲気はいかがでしたか?
水嶋さん、佐藤(健)さん、向井(理)さんとはテレビドラマの「メイちゃんの執事」で共演させていただいたんですが、そのときはあまりお話する機会がなかったんです。でも、今回はいろいろとお話できました。水嶋さんは帰国子女ということもあり、真帆を演じているわたしを見て「まるで昔の自分を見ているようだ」とおっしゃっていましたね。帰国子女特有の、言葉で表せない感覚的な表現も理解されている方なので、とても話しやすく、現場では兄のような存在で、心強かったです。
――水嶋さんとは劇中、英語でケンカをするシーンもありますよね。
あのシーンは、真帆はコユキと擦れ違い、また、バンドも波に乗ったもののメンバーの気持ちがバラバラになったりと、不安定な状況を示すシーンということで、後で追加されました。わたしと水嶋さんだけのシーンですが、バンドのメンバー全員の気持ちを背負うような気持ちで演じました。でも、うまく演じられなくて、水嶋さんにご迷惑をかけてしまったんです。そのとき水嶋さんがおっしゃってくださった「全然気にしなくていいよ」という言葉には、本当に励まされました。
――特に印象に残ったシーンや、個人的に好きなシーンは?
新メンバーを迎えて、BECKが初めてライブハウスで演奏するシーンですね。撮影時期も最初の方だったので、メンバーを演じる皆さんの緊張が画面を通してよくわかるんです。わたしは、ほぼすべてのライブシーンに立ち会っていますので、そういう意味では、一番近くでBECKを見守っていたと思うんですね。彼らがグレイトフル・サウンド(ロック・フェスティバル)のステージに立つまでを見届けられた喜びと感動は、忘れられません。
――堤幸彦さんはどのようなタイプの監督でしたか?
ある程度、役者に任せてくださるタイプで、まるで仏様のように温かく見守ってくださる監督さんでした(笑)。常に遊び心がある方で、笑いの要素が入ったシーンに関しては、いかにお客さんを楽しませるかを考えられていますね。例えば、真帆が初めて登場するシーンでは、「真帆がリンゴをほおばりながら出てきた方が面白い」など、現場でもアイデアをたくさん出されるんです。作品を一緒に作っている感覚を味わえて、とても楽しかったですね。
監督の十人十色の演出方法を試行錯誤で実践中
――監督から演技を任せられるということは、女優として確実に成長しているということだと思いますが、その実感はありますか?
2作目の『半分の月がのぼる空』のときは、深川(栄洋)監督が、とても細かい演出をされる方だったこともあり、自分の演技に対して、ずいぶん悩んだように思います。その一方、今回のように、監督から任せられることでの悩みもありました。自分で台本を進行していくような感覚でしたので、役柄として成立しているのか、という不安は常にあったかもしれません。だから、女優としてはまだまだだと思っています。
――ちなみに、『守護天使』で共演されたカンニング竹山さんとは、本作でも共演されていますよね?
数シーンだけですが、久しぶりに現場でお会いすることができてうれしかったですね。竹山さんは、オーストラリア時代のわたしのあだ名で呼んでくださるんですが、相変わらず英語の発音がおかしかったです(笑)。
――今後、女優として目標のようなものはありますか?
いろいろな作品で演技を経験させていただいたことにより、ようやく監督によって現場の雰囲気や撮影の進め方が違うということを理解できたような気がします。今後も与えられた役柄を一生懸命、演じていきたいです。今回の映画では原作の途中までしか描かれていないので、目標としては続編で、原作の真帆のようにニューヨークに行けたらいいですね(笑)。
「BECK」9月4日(土)全国ロードショー
公式サイト
取材・文:くれい響
撮影:高野広美
編集:シネマトゥデイ
スタイリスト:櫻井まさえ(ブロッサム)
ヘアメイク:山田典良(e.a.t)
「生き血を絞る」という言葉があります。
冷酷な手段で搾り取るようにして自分の利益を得ること。
こんな行動を一般社会でとったら、そくお縄ですよ、、、w
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2010-08-09 12:18
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